新オレンジプランでは「地域包括ケアシステム」の考え方をベースに、認知症高齢者等にやさしい地域づくりを推進していくため、認知症の人が住み慣れた地域のよい環境で、自分らしく暮らし続けるために必要としていることは何かという観点から作られている。本プランは全体で6つの施策項目と「認知症の人やその家族の視点の重視」という1つの理念項目の合計7本柱で構成されており、各施策項目の下には具体的な制度が紐づけられている。
新オレンジプランでは「地域包括ケアシステム」の考え方をベースに、認知症高齢者等にやさしい地域づくりを推進していくため、認知症の人が住み慣れた地域のよい環境で、自分らしく暮らし続けるために必要としていることは何かという観点から作られている。本プランは全体で6つの施策項目と「認知症の人やその家族の視点の重視」という1つの理念項目の合計7本柱で構成されており、各施策項目の下には具体的な制度が紐づけられている。
認知症は皆にとって身近な病気であることを、改めて社会全体として確認することを目指す。
医療・介護サービス等が有機的に連携し、認知症の容態の変化に応じて適時・適切に切れ目なく提供されることを目指す。特に早期診断・早期対応を主眼とし、行動・心理症状(BPSD: Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia)や身体合併症により、医療機関や介護施設等での生活に固定化されず、常にふさわしい場所で適切なサービスが提供される仕組みを構築する。
若年性認知症は、高齢者の認知症と共通の課題に加えて、就労や生活の維持、子供の養育等経済的な問題も多く抱える可能性が高い。そのため若年性認知症に特化した対応が必要とされ、都道府県ごとに若年性認知症の人やその家族からの相談の窓口を設置している。また若年性認知症の人を支える家族や介護者、雇用する企業などへのサポートも不可欠である。
介護者への直接的な支援こそ、認知症の人の生活の質の向上につながるとの考えから、介護者の精神的・身体的負担を軽減するための支援が必要とされている。
生活の支援(ソフト面)、生活しやすい環境(ハード面)の整備、就労・社会参加支援及び安全を確保し、認知症の人を含む高齢者にやさしい地域づくりを推進する。
認知症の原因となる疾患の病態解明や行動・心理状況(BPSD: Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia)等を起こすメカニズムの解明を通じて、認知症の予防法、診断法、治療法、リハビリテーションモデル、介護モデル等の研究開発を推進する。
上記全ての施策項目に共通する理念として、認知症の人やその家族の視点を重視することを掲げている。近年では、政府や地方自治体の認知症に関する会議に認知症の人やその家族が出席している。また「本人会議」など、認知症の人やその家族が主体的に地域づくりに参画する機会が各地で増えている。